
医療・介護の現場では、今あるサービスだけでは届かない困りごとに出会うことがあります。あしすとは、そのたびに「制度上できない」「自分たちの担当ではない」で終わらせず、必要な支援をつなぎ、新しいサービスとして形にしてきました。
完成した仕組みの中で働くだけではなく、目の前の利用者さんから教えてもらった課題を、次の仕事へ変えていく。今回は、そんなあしすとの歩みと、これから一緒に働く方に知ってほしい職場の姿勢をご紹介します。
始まりは、利用者さん4名と代表ひとり
株式会社あしすとは2014年、荒川区でリハビリ特化型のデイサービスから始まりました。最初の利用者さんは4名。代表が会社経営、運営管理、現場のすべてを担う小さなスタートでした。
原点にあったのは、病院や施設の中だけではなく、その人が実際に暮らす地域で生活を支えたいという思いです。創業10周年を迎えた時点では26名のチームとなりましたが、目の前の一人に必要なことを考える姿勢は変わっていません。
デイサービスに通えなくなった方を、どう支えるか
デイサービスには、外出、運動、人との交流、生活の張り合いをつくる力があります。一方で、体調を崩したりけがをしたりすると、通所そのものが難しくなることがあります。
通っていただければ支援できる。でも、通えなくなったときに手が届かない。この課題から生まれたのが、訪問看護と訪問リハビリです。自宅で健康状態を確認し、身体を動かす自信や外出への意欲を取り戻し、必要に応じて再び通所につなぐ。サービスを増やすことが目的ではなく、生活が途切れない流れをつくるための選択でした。
一歩を踏み出せない不安から、ケアマネ事業へ
支援方法があっても、利用者さんやご家族が不安を抱え、最初の一歩を踏み出せないことがあります。そこで、サービスを提供する段階だけでなく、ケアプランを考える段階から関わる必要があると考えました。
訪問看護ステーションと同時に「あしすとケアセンター」を立ち上げたのはそのためです。ケアマネジャー、看護師、リハビリ職、デイサービスのスタッフが、それぞれの専門性から暮らし全体を考える。現在の多職種連携は、現場で見つけたこの課題から始まっています。
生活の安心の先にある「外出したい」を支える
身体や生活が安定しても、移動手段がなければ、通院や買い物、大切な人との外出を諦めてしまうことがあります。「安心して暮らす」だけでなく、「楽しみのある生活」をどう支えるか。その問いから、2024年に介護福祉タクシー「あしすとタクシー」が始まりました。
送迎だけを目的にせず、外出支援やお出かけ同行を通じて、その人が行きたい場所へ行ける可能性を広げる。これも、目の前の暮らしを見つめたことで生まれた事業です。
あしすとの仕事は、サービスとサービスの間をつなぐこと
デイサービス、訪問看護、訪問リハビリ、居宅介護支援、介護福祉タクシー。それぞれは別の事業ですが、支えているのは一人の生活です。
だからこそ、「これは誰に相談したらいいだろう」「今の仕組みでは足りないかもしれない」と感じたときに、職種や事業所の枠を越えて声を上げることを大切にしています。すべての提案がすぐに形になるわけではありません。それでも、現場の気づきを共有し、できる方法を一緒に考えることが、次の支援につながります。
これからのあしすとを、一緒につくる方へ
あしすとは、すでに完成した会社ではありません。利用者さんや地域の変化に合わせて、仕事の進め方や必要なサービスも変わっていきます。
目の前の仕事を丁寧に行うこと。小さな変化に気づくこと。「もっとこうしたらよいかもしれない」と周囲に相談すること。特別な経営経験がなくても、そうした日々の気づきが会社と地域を少しずつ前に進めます。
決められた業務をこなすだけではなく、自分の専門性や経験を地域の新しい支援につなげたい方と、次のあしすとをつくっていきたいと考えています。
まずは職場見学で、事業同士のつながりを見てください
応募を決める前の見学・相談も受け付けています。希望する職種だけでなく、他職種とどのように連携しているか、実際の職場でお確かめください。
※掲載画像は、地域で支援をつなぐ仕事を表現したイメージです。







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